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資料整理

◆来週8日、ちょっとした集まりで話をすることになっている。
 3回の連続講座の2回目でテーマは「貧困の原因」。前回は
 「貧困とは」をワークショップ形式皆で確認した。
 貧困の原因には自然環境(旱魃、台風、地震など)もあれば、
 人為的なもの(戦争、政治腐敗、債務など)もある。
 時間をかけて話すことになるのはたぶん「債務問題」。参加者
 にとってはじめて聞く話になるだろう。
 日本でのフツーの暮らしの中で途上国の債務問題は遠い話。

◆理解をすすめてもらうためにあの資料がいいと思い出したの
 は、フィリピンでつくられた「債務の話」の本(日本語版)。
 フィリピンへの日本の援助がマルコスファミリーを豊かにした
 だけものであったことはその後明らかになったのだが、その
 時の援助「円借款」は多額の借金返済となって未だに国民に
 大きな負担を強いている。
 「債務の話」はこうした現状をわかりやすく伝えるために市民
 団体が作成した小学生を読み手にしたような本だった。

◆・・・ところがみつからない。たぶんあの時、捨てたのだ。
 長年活動していると、資料はたまる一方。特に「ジュビリー2000
 債務帳消し国際キャンペーン」に取り組んだ時には勉強、勉強
 で資料の山だった。
 あの時とはもう3、4年前のこと。もう使うこともないだろうと、ある
 日思いきって大量処分した。

◆この2、3日も書類整理に追われた。
 私みたいなものの机の周辺にも資料はすぐにあふれる。いつの
 頃からか、肝心な書類がすぐに見つからなくなった。
 私は手に入れた資料を再び開いて何かを書いたり、人に話した
 りする方だから、資料は長めにとって置く。
 で、時々大掛かりな整理に追われる。

◆「債務の話」は結局見つからなかった。
 貴重なものだったが、持ち物をできるだけ処分してすっきり暮ら
 すことが大事と思えたあの日に「思い切って」処分したのだろう。
 だから今回のようなことがあっても悔いはない。 
 頭に残っていることで話すしかない。それが出来なくなったら話さな
 ければいい。
 それにしてもあの本を捨てたとは・・・。でもそれを言ったら永久に
 資料整理はできない。これでいい、これでいい。
 

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