フィリピン・台風被災者支援
◆フィリピンはいつもいつも自然災害に見舞われる。そのたびにたくさんの人の命が失われる。9月26日にルソン島中部のマニラ首都圏を襲った台風16号(オンドイ)は首都圏の四分の一を冠水させるほどの豪雨をもたらした。死者464人。そして、直後にルソン島中・北部に上陸した台風17号も土砂崩れなど大きな被害を及ぼした。死者465人。さらには、洪水被災地域を中心に感染症の拡大。すでに172人が死亡し、2000人以上が発症。フィリピン保健省は130万人分の抗生物質を配布中という。
◆半年ぐらい前のこと、私は偶然、イギリスBBCが放送していた災害予防にお金を
かけるか、災害後の復旧にお金をかけるかをテーマにしたシンポジウムを見た。 国連機関(UNDP?)や専門家とともに見覚えのあるフィリピンの上院議員(有名なTVのニュースキャスターだった女性)も出ていた。彼女は災害予防にお金をかける必要性を訴えていた。ところが驚いたことに、国連機関の責任ある立場のスピーカーからはこんな発言が。「日本はすごいお金をかけているのに災害で毎年大きな被害を出している。予防より復興にお金をかけるべきだ」と。びっくり。日本がもし災害予防にお金をかけてこなかったら、被害はどれほどになっていたかわからない。
◆私はフィリピンにはぜったい防災対策が必要だと思う。天災を完全に防ぐことは
難しいと思うけれど、防災対策を講じれば、今よりずっと被災者は少なくなるはず。フィリピン人の命が軽んじられているとしか思えない現状をこれ以上放置しておいてはいけない。国際機関や日本は、フィリピンの防災施策を資金・情報・技術のあらゆる面でサポートをしなければならないと思う。
◆草の根援助運動のパートナーNGO、フィリピン農村再建運動(PRRM)は今、台風被災者支援活動に取り組んでいる。そのなかで、私たちに物資支援を要請してきた。蚊帳、寝袋、ブランケット、医薬品、衣類、下着、浄水器・・・とたくさん必要として
いた。いろいろ届けたいのは山々だが、悲しいかな私たちP2には買い集めて送るお金はない。そこでせめてできる範囲でということで、中古衣料を送ることに。20年間の活動のなかで、モノを送るのは初めてのこと。送料のことも、輸送業者のことも不案内だったから、段取りを整えるだけでずいぶんの時間を要してしまった。が、苦労の甲斐あり、本日30日(金)、やっと私たちの支援衣料が日本を発つことになった。
スペシャルサンクスは、衣類と送料カンパ+医薬品購入費支援金カンパの、WE21ジャパンこうほく、WE21ジャパンかなざわ、WE21ジャパンいそごの皆さま。
◆事務所と山中宅とを集荷所にして集めた品物は、Lサイズ箱4個、Sサイズ箱1個となってフィリピンへ向かう。無事に到着しますように。
Lサイズ:73cm×63cm×55cm(送料:9000円)
Mサイズ:63cm×48cm×32cm(送料:6000円)
【Lサイズ2箱+Sサイズ1箱】
山中宅からギューギューに詰め込まれて送られたものは以下の通り。
・ジーンズ 120本
・パンツ 20本
・短パン 5本
・スカート 15枚
・ワンピース 10枚
・ブラウス 45枚
・ポロシャツ 30枚
・ジャンパー 5枚
・Tシャツ 120枚
・子ども服 80枚
・タオルケット 8枚
・バスタオル 7枚
・フェイスタオル40枚
・ハンドタオル 15枚
・ビーチぞうり 2足
◆現在、横浜NGO 連絡会(YNN)が事務局を担う「かながわ復興支援ネットワーク」が、かながわのNGOを通した顔の見える被災者支援を開始した。11月には横浜駅前かながわ県民活動サポートセンターでチャリティー映画会を開催する。カンパは草の根援助運動を含む3団体の手を通してフィリピンの被災者のもとへ届けられる。
htt://ynn-ngo.org/ondoy
