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たちかぜ裁判 No2 (No1:2008.7.6)

◆海上自衛隊の艦船「たちかぜ」の乗組員だったIくんが21歳の若さで京急立会川駅構内で自殺したのは2004年10月27日。上司のいじめが原因と考えた両親は1年半後の2006年4月に国を訴えて裁判を起こした。
私は「支援する会」の役員の一人としてほぼ毎回横浜地裁へ傍聴に通っている。裁判は本当にゆっくりゆっくり進んできた。原告が遠路宇都宮から参じても法廷は2、3分で終ることもしばしば。
 先週2月18日の口頭弁論は数えて17回目だった。けれどようやくここにきて動き出した。この日原告側が要求していた証人採用が認められたのだ。満席(48名)の傍聴席からは思わず「よし」の声。

 現・元自衛隊員そしてご両親の9人が法廷に立つ。証人尋問は5月27日、7月8日、9月9日の3日間に行われる。Iくんをエアガンでいじめた先輩隊員Sは、傷害罪で有罪になりすでに懲戒免職になっているが、いじめが自殺の直接の原因と認定されるかは、Iくんの友人だった現職自衛官の証言が大きな意味を持つ。

年間100名以上の自殺者を出している自衛隊。もちろん理由はいろいろだろうが、組織上の問題がないとはいえないケースも多くみられる。Iくんの場合もそう。
裁判に勝ったからといってIくんが戻ってくるわけではなし、心から喜べることにはならないが誰もが勝つことにこだわっている。自衛隊内で何が起こっていたのか、多くの人に知ってほしい。死ななくてもよかったはずの若者が自ら命を絶った現実を直視してほしいと関係者は願っている。

 

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