◆ブログ初心者の私にとって小野さんは神様?その更新振りはどう考えても神業としか思えません。中味が伴なう文章をどうしてさささっとこうも手早く書き上げることが
できるのか不思議でなりません。彼が誰よりも忙しい人だと知っているからなおさらsそう思います。それを人は「才能」というのでしょうね。私は文章を書くのがそれほど早いほうではありません。それ故、タイムリーに意見表明ができそうにありません。ま、私は私のペースで。十人十色で綾なす色がP2ブログの魅力ということでー。
◆G8サミットとNGOについての私見。
草の根援助運動は昨年1月の発足時から「2008G8サミットNGOフォーラム」に参加してきました。このフォーラムは発足にあたってG8サミットにNo!をいうのではなく、G8首脳の話し合いに影響力を持つ政策提言を活動目的にすることを時間をかけて確認しました。P2もG8の存在の正当性に何の疑いも持たないわけではありませんが、国際社会におけるG8の影響力を無視できない現実は否定できないということでNGOフォーラムへの参加を決めました。NGOフォーラムは最終的には141団体(ほとんどが東京の団体)が参加、今日現在北海道でがんばっています。
ではNGOはどうがんばり、どのような成果を得つつあるのでしょうか。本当のところはモチロン時を経なければ明らかになりません。当然今は周辺情報にもとづいての私の考えの範囲内ということになります。
実は私は、サミットでのNGOの役割に大きな期待を抱き、早くから北海道行きを決めていました。けれど1ヶ月前に終了したTICAD Ⅳ(第4回アフリカ開発会議)に関わった経験から、その大きな期待に果たして私自身がどのような役割を果たせるのだろうかに?がついてしまい、参加意欲を喪失、直前になって北海道行きをとりやめていましました。今はとりやめてかえってよかったと思っています。なぜなら、横浜(東京)からみたサミットにおけるNGOの存在の希薄さを冷静に把握することができたからです。東京にいると、北海道でがんばっている割には関心を持ってもらえないという現実の厳しさを受け止めざるを得ません。みんながみんな北海道に行っていたら気がつかないままだったかもしれないこのことをいつかどこかで明らかにして、NGO活動の今後に生かさなければと思っています。
今回のG8サミットでのNGOの政策提言には二つの手段がとられました。ひとつは留寿都の国際メディアセンター(IMC)での「記者会見」。もうひとつは札幌での「市民サミット」の開催。後者は「G8サミット市民フォーラム北海道」との共催。北海道で中心的な役割を担ってきたKさんとのコネクションで私もここへはカンパを送っていたので私にはここからの情報も届いていました。
IMCが置かれた留寿都は札幌から2時間。入場には事前に外務省に申請して手に入れたパスが必要。ということでここでの「記者会見」に参加するNGOはきわめて一部の人に限られました。フォーラムの代表、副代表、環境、人権・平和、貧困・開発の3ユニットの代表、これまでにNGOフォーラムのポジションパーパー作成(文章化)に関わった提言チームメンバーたちです。彼らはG8首脳から出される見解に対してタイムリーに記者会見してペーパーを配りモノを言い、メディアを通してG8の考えに影響力を持とうと努力したと言うことです。ちなみに内外4000人ものジャーナリストが仕事をするメディアセンター内に今回サミット史上はじめてNGOはワークスペース&記者会見場を確保しました。現地からの情報によればこのことで記者会見にはいつも多数のメディアが集まってくれたと言うことです。
ところがところがそのNGOの記者会見がテレビの映像で見られることはまったくなく、新聞にもその見解が多少関心ある人が読む政治欄に紹介されることはあっても誰もが気づく場所に写真入り記事で載ることはまずありませんでした。それでもG8シェルパをはじめとする事務方に届けばいいといえなくもないのですが、それはどうだったのでしょう、現地から報告される外務省審議官のブリーフィングからは期待するほうが無理?の感が否めませんでした。
ただ、これすらなかったらもっとひどいものなっていたかもしれないと思うことはできるのですが。IMCでがんばった皆さんはさぞお疲れでしょう。札幌は遠く、ともすれば自分たちの仕事がたくさんのNGOの総意だとの認識を持ちにくかったのでは?と推測します。私が彼らの立場だったらそう思っただろうと思います。
そして札幌の市民サミット。政策は直接的な提言活動と世論が動かしていくものなのです。NGOフォーラムは物理的分断を超えてこの両方でがんばりました。
私は昨日のクロージング・シンポジウムの模様をOur Planet TVのインターネット中継でちょっとだけ見ました。(音が小さくて聞き取れなかった。中継終了時の音楽は大きかった)今朝の朝日新聞にはこの模様を見出しを入れて8行2段分の記事として掲載していました。参加者は約200名の市民活動家とありました。この市民サミットの一連の行動がもっとしっかり報道されれば、G8サミットを通して知る国際社会の現状に対する人びとの関心を促せたと思うのですがそうはなりませんでした。沖縄サミットの時私が沖縄で手にした「琉球新報」と「沖縄タイムス」には債務帳消し国際キャンペーンのデモやシンポジウム、嘉手納基地を取り囲む2万人の人間の鎖、アメリカ政府への基地問題の訴えなどが熱く熱く報道されていました。そのことから推測すれば北海道ではメディアも市民の動きに大きな時間と紙面を割いたと考えられますが東京はそうなってはいませんでした。「G8にNo!と叫ぶ150名のNGOのデモ」のニュースがまるでNGOのすべてととられれかねないような報道でした。朝、夕の民放のワイドショウやニュース番組では首脳が食べた食事の内容や厨房やシェフのコメントが、ファーストレディのファッション採点が報道されてもNGOによる市民サミットの模様が報道されることはありませんでした。
そんななか、気候変動とアフリカはよく取り上げられていたと思います。特にアフリカは私が考えていた以上でした。TICAD-NGOネットワークがアフリカから3名のNGOを呼んで発言の場を設定できたことは意味があったと思います。
私の家に1ヶ月近くホームステイしたギュスターブ・アサーさん(ベナン)も再来日してがんばりました。
草の根援助運動はODA改革ネットに参加して活動してきましたが、今回このふたつの国際会議でその出番を得ませんでした。少し落ち着いたらODA改革ネットの今後についての話し合いをしようという声が出ています。その時までに私ももう一度、NGOのアドボカシー活動についての考えをまとめなければと思っています。
(ブログ初心者のQ:今回はこの文章を書いている途中でInternet Explorerを開いては自分の書きかけの文章をすべて喪失ということを二度経験しました。これってどういうことですか?)