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2008年09月22日

NGO研修

だいぶご無沙汰してしまいましたが、こんにちは。Kayです。

先週からFASID主催のNGO研修に参加しています。
これは、NGOに関わっている人向けのコースで、今学期のテーマは
「NGOと住民主体の開発 -現場で学び、現場に活かす-」です。
URL:http://www.fasid.or.jp/kenshu/ngo/index.html

オリエンテーションではまず、自分がどこの住民か、というワークショップから
始まりました。
私の周りで、地域開発にお仕事として関わっていて、しかも自分の住む地域に
積極的に関わっているという方はとても少ない気がします。
かく言う私も、普段は会社勤めのOLで、住む場所も、
会社に行きやすいところ、で選んでいるので、実は隣の人がどういう人かも知らないし、
地域のお祭りに参加したこともありません。。

地域開発に関わる人は、まず、自分が自分が住んでいる地域の生活者で、
自分が自分が住民である地域に関わっていることがとても重要なのだと実感できました。

また、ロールプレイで、インタビューをしあうワークショップもとても面白かったです。
まず、お互いが質問を知っている項目について、一方がインタビュワーになって、
相手に質問をします。
次に、聞かれるほうは分からない質問
(しかもとてもプライベートなことなので聞きづらい)について
インタビュワーになってインタビューします。

私は質問を受けるほうだったのですが、なんとか、相手が気に入るような答えをしてあげたいと
積極的に答えるのですが、何が聞きたいのかがなかなかわからず、
このとき、すごく私が学生のとき行った村の人の気分が少し判ったような気がしました。

リーダーの方にインタビューをしていると、しばしば、
(私の未熟な言葉とインタビューの力量もあいまって)
現状と理想がごちゃごちゃになっているときがあったのですが、
これはこのような、「相手を満足させるような答えをしてあげたい」という
気持ちが働いた結果だったのでしょう。

次回も楽しみです。

2008年07月20日

東京平和映画祭

こんにちは、Kayです。

以前の投稿でちらっと紹介しましたが、
東京平和映画祭に行って、12本のドキュメンタリーを
見てきました。
あまりに沢山のいろんな情報が頭に詰まって
パンクしそうですが、
これからじっくり消化したいと思います。

どれもこれもすごくいいドキュメンタリーで、
ぜひ皆様に見ていただきたいものばかりでした。
でもこれらは普通の映画館ではたぶんなかなか
やらないので、もしどこかで自主上映とかを見つけたら
ぜひ行ってみてくださいね。

とりあえず見た映画は、
『IRAQ for SALE』 by ロバートグリーンウォルト
『いのちの食べ方』 by ニコラウス・ゲルハルター
『にんじんから宇宙へ』 by 映像新社
『帰ってきたスターウォーズ~暴走する軍産複合体』 by スティーブ・ジャムベック
『破壊を伴う開発』 by BBC
『慈悲を生きる~ダライラマ14世とチベット』 by ミッキー・レミール
『9.11と作られる戦争』
『Peace Bed アメリカ VS ジョンレノン』 by デヴィット・リーフ
『六ヶ所村通信 No.4』 by 鎌仲ひとみ
『核分裂過程 ~再処理工場を止めた人々』 by ベルトラム・フェアハーク
『イラク・戦場からの告発』by 西谷文和
『ヒロシマ・ナガサキ』 by スティーブン・オカザキ

です。沢山ですね。
戦争、軍産複合体、核問題などなどを取り上げています。
これらを見ると、第二次世界大戦も、ベトナム戦争も、湾岸戦争も、今のイラク戦争も、
惨劇にもかかわらず、同じことを繰り返させることを許しているようで、呆然とします。

これらのどれかを見る機会があったら
ぜひごらんください!
 

2008年07月10日

かながわ国際フォーラム

立て続けに書いていますが、Kayです。
先週末、かながわ国際フォーラムというものが
JICA横浜でありました。

まず中田終身名誉大使のお話。

中田氏は、カンボジアでUNVとして働いているときに殉職された
ご子息、厚仁氏の意思を受け継いでUNV終身名誉大使として
活動してこられました。
ご子息の思い出、世界平和への思いなどを語られました。

次にグループに分かれ、事例発表とディスカッション。
私は「貧困から解放されるために」という壮大なテーマの分科会の
事例発表を担当しました。
まず、貧困の定義を、青年海外協力隊のOB会の方が担当し、
問題を共有しました。

そして、国際交流ハーティー港南台の会長の方が
NGOの活動とその歩みを紹介しました。

そして、草の根援助運動の事例発表を行いました。
バタアンの「マニラ湾、地域主体の沿岸資源管理事業」についてです。

それらを踏まえ、参加者で「貧困から解放されるために」を考える
視点について、また私たちは何ができるのか、を考え、発表しました。

最後にまた皆で集まって、その他の分科会
(「女性が輝く社会に」「感染症のない世界へ」「地球環境を取り戻すには」)
からそれぞれ発表がありました。

なかなかこのように沢山のNGOが集まって話し合ったり
勉強する機会がないので、面白かったです。
テーマが壮大すぎてちょっと手に余りそうでしたが、
P2とPRRMの活動はまさにそれ(貧困からの解放)を目指しているものなので
もう一度原点に帰って考えることができました。

私たちの議論では、貧困を
地域社会の側面、構造的側面、意識改革の側面、そして外部からの援助の側面
からとらえようとしました。

貧困というのは多様な面があって、ただ単にお金があればよい
(もちろんお金はとても大事ですが)
というものではなく、様々な要因が絡み合っているので
それをひとつひとつ解きほぐしていくこと、
そして何より、住民自身によるその地域社会の持続可能性と自立を
考えなければならないということです。

話は大きく跳びますが、
私はこれは私たちが今生きる日本の社会にも
当てはめることができるのではと思いました。

ちょっとまた長くなりすぎたのでこれについてはまた
次回別のお話で。

2008年07月06日

スーザンジョージ氏の世界への提案

スタッフブログをジャックしつつありますが、
再びKayです。こんにちは。

さて、前回の投稿に続く、スーザンジョージ氏の
世界に対する提案です。

が、その前に興味深い映画祭を教えてもらったので
お知らせです。

7月の3連休、東京平和映画祭
というものが代々木公園にある、
国立オリンピック記念青少年総合センターで行われます。
http://www.peacefilm.net/
映画を通じて世界を知ろう、というもので、
良質なドキュメンタリーが多く上映されます。
P2が関わっているわけではないので
興味がある方は上のHPからお問い合わせしてみてください。

さて、スーザンジョージ氏の世界に対する提案です。
彼女は、貧困を是正するための様々な政策を
世界はまだ十分に用いていない、といいます。
まずは課税に関して、次に銀行を拘束する法律に関して。

世界銀行によると、10年間毎年
600億ドルあれば貧困は是正できるとのこと。
そのようなお金をどこから得るのか?

世界では毎日3.2兆ドルが取引されていて、
それに通貨税という形で為替の取引に課税する。
あるいは炭素税も考えられる。
また、タックスヘイブンの閉鎖も技術的には可能である。

銀行の融資にしても、例えば代替エネルギーに立脚した
事業には低率で融資し、そうでないものには高い利率を課す。

そのような改革的な政策を世界的に行うためにも、
市民社会が政府を動かさなければならない、と
スーザンジョージ氏は締めくくりました。

彼女の邦訳された本は
『なぜ世界の半分が飢えるのか』
『債務危機の真実ーなぜ第三世界は貧しいのか』
『債務ブーメラン』
『世界銀行は地球を救えるか』
『ルガノ秘密報告ーグローバル市場経済生き残り戦略』
(以上すべて朝日新聞社刊)

などがあります。
興味がある方はぜひ読んでみてください。

2008年07月03日

スーザンジョージ氏講演

再びKayです。
予告してあった、スーザンジョージ氏の講演のことについてです。

スーザンジョージ氏はいわずと知れた
『なぜ世界の半分が飢えるのか』の著者であり、
グローバリゼーションに対する鋭い批評家です。

講師紹介のところに書いてあったのですが、
今回来日するに当たって、入国審査で4時間半も足止めされたとのこと。
なんと彼女はブラックリストに入っていたとのことでした。
未だにネルソンマンデラ氏とその政党のメンバーが
アメリカのブラックリストにのっているとのことも書かれてありました。
(これはマンデラ氏の今年の誕生日以前に
「テロリスト」から外す法案にサインがされるそうですが)

話がそれましたが、講演について。

講演は、世界で加速する不平等と不公正について、
わかりやすく、かつ具体的な提案を提示されながら
進められました。

グローバル化は止められない流れだとはいえ、
今のままのグローバリゼーションでは、
富める者は雪だるま式に資産を増やし、
そして貧しさは解決されないままになってしまう。

例えば税金のシステムをみると、
OECDの各国で、大企業に課する税は下げられているが、
所得税、付加価値税からの税は上げられている。

メガバンクについても、
大きな銀行がつぶれるとドミノ式に経済破綻がおきるため、
つぶれないように政府は介入せざるを得ない。
それが分かっているメガバンクはリスクをおかすようになり、
壊れやすいバブル経済を起こす。

食糧高騰でも、それで200%の利益を出したアメリカ企業もある。
一方で食料高騰により深刻な被害を受ける貧困層。

タックスヘイブンにより、アフリカに渡った借款のうち
60%がどこかに消えてしまっている、という調査がある。
しかし、消えてしまったとしてもアフリカ諸国には
負債として残っている。

このような例を挙げて、ではどのような政策によって
是正できるのか、をスーザンジョージ氏は提示しました。

長くなったので続きは又次回。