草の根援助運動(P2)が進めている、マニラ湾の沿岸資源を守り、回復するプロジェクト。漁師たちが、自分たちの手で海を守る、それを支援するというところがポイントです。
その中心的な活動の一つが、禁漁区。
海上に、漁ができない禁漁区を決めて保護します。
P2プロジェクトでは、昨年11月に、カビテ州ナイクで約50ヘクタールを禁漁とする禁漁区プロジェクトが再スタートしました。
「再」スタートというのは、この場所は2002年に一度禁漁区としたのですが、2006年の台風の際、困窮した漁師たちがそこで漁をし始めて、そのままなし崩しになってしまったという経緯から。ボランティアでこの禁漁区を守っていた漁師のラフィとローズの夫妻は、当時「悔しくて夫婦で大泣きした」といいます。でも、今はまた、二人が中心となって、海を守っています。
昨年、日本の専門家2人に潜って見たもらった限りでは、それなりの可能性のある場所、との評価でした。
でも、うまくいけばいくほど、そこで密漁するメリットも増えます。海上なのでその取り締まりも大変。
ブイはどんなにきちんと設置しても、台風などがあると流れてしまうし、とにかく地元の漁師たちの理解と協力は絶対に必要。
プロジェクトでは、そうした広報活動と、特に若い漁師たちへのアピール、そして次世代リーダーの育成にも力を入れています。