マニラ湾プロジェクトについての論文執筆中

論文を書いている。
舞台はマニラ湾沿岸。80年代後半からの、NGOと現地の漁民組織の動きなどを追っている。
最終的には、それぞれのプロジェクトを調べて、NGOがやってきた(やろうとしてきた)参加型プロジェクトの中身と意味を精査しよう、ということなのだけれど、今のところはその前段階。
調べるといろいろな人がいろいろなことを書いているし、現地NGOの資料もいろいろあるし、それなりに漁師や組織リーダーたちにもインタビューしてきているので、資料には事欠かない。
これをやっていて一番面白いのは、実は90年代半ばから関わりがあったのに、いろいろなことが分かっていなかった、ということ。そしてそれが、今になっていろいろ分かってくること。
プロジェクトを始める前にすでに、マニラ湾沿岸コミュニティは訪れているし、1998年には、わが草の根援助運動としても関わり始め、2000年代前半には、それなりのプロジェクトを展開した。
その全体の中での位置づけが、こうして調べていて、あ、あれってこのことだったのか、という風に見えてくる。
経験が資料の中でつながってくる。たとえば古い映画を見ていたら「あれ??こんなところに我が家が映ってる!」みたいな感じ。
話が飛んでるけれど、これは植木等の64年の映画『日本一のホラ吹き男』の話で、最近テレビで見ていたら、なんとラストシーンで向こうの方(といってもずっと遠く)に実家が映っていたのだ。
それともう一つ、ようやく分かってきて面白いこと。
たくさん資料を集めたので、一時は多すぎて途方に暮れた。でも、読み込んでいくと、書いてあることはかなり重なっている。それをたどっていくと、なあんだ、元の資料はそれほど多くない、ということが分かってきた。
そうなってくると、あ、ここでもこんなこと書いてるけど、元ネタはあれだよな、という見当がついてきて、なんだかそのあたりが見えてきた感じがする。
思い出してみると、古くは(すごく古い)受験勉強がそうだった。断片的な知識がつながりはじめると、面白くてしょうがなくなる。全体像が見えてくるまでには、どうしてもその前に一定のモガモガあがく時間が必要なんだろうな。
空手では、未だにモガモガしているような気がしますが。
ちなみに、先週土曜日の練習で、回し蹴りが相手と宙で重なって、ねんざ。
左足をテーピングして、足を引きずって歩いています・・・。