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アメリカは好きだけど

 僕は今でもアメリカが好きです。
 これは、二十代の2年間を過ごした思い出のせい。その前からの思い入れと、その後の記憶と、・・・海外で行きたいところはたくさんあるけれど、特にフィリピンの漁村は好きな場所だけれど、・・・でも、アメリカ好き。

 ではあるけれど、「辺野古に早く決めなければ日米関係は悪化」という報道の仕方には納得がいきません。それほどにアメリカのいうことを聞く必要があるのか。そもそも、日米関係が悪化したとして、今の日本にどれほどの不利益があるのか。
 
 そもそも、日米関係の悪化を言っているのはアメリカの現政権筋でしかなくて、しかもそれは単なる脅し文句でしかない。というのも、今日米関係が「悪化」したとして、それで現実的な不利益はほとんどあり得ないからです。

 現在の日米の経済関係の中で政府が果たす役割は非常に小さくなっています。そもそも自由貿易を標榜するアメリカで、それが実際のところ建前であるにしても、それほどに政府が力を発揮できる状況に今はありません。Buy Americaキャンペーンをやっていた20年前と状況は違います。

 そして政治関係で見ると、フィリピンがいい例です。フィリピンは90年代前半、強まるピープルパワーによって、ついにアメリカ軍基地を追い出してしまいました。
 フィリピンのアメリカ好きはつとに有名で、ある調査ではフィリピン人の60%近くが「フィリピンがアメリカの51番目の州になることを歓迎する」と答えていました。
 そのフィリピンが、アメリカ軍を追い出し、その結果アメリカとの関係はこじれたか?ほとんどそういうことは起きませんでした。

 また、現在の、たとえば北朝鮮問題を安全保障の問題として考えた場合、アメリカ追従がベストでしょうか?むしろ、中国追従の方が合理的な選択とはいえないでしょうか。経済的にも、軍事的にも、政治的にもますます大きなパワーを持つようになった中国に仲裁を頼む方が、遠くアメリカからオバマが助けに来てくれると考えて待つことよりもはるかに現実的な対処法だと思います。

 日本の政権が、交代した。それにより、日本は今までの約束には縛られず、独自の政策をとる。それを堂々と主張するのが、現政権の仕事であり、権利でもあります。

 辺野古問題でアメリカ追従する必要はない。

 辺野古の近くに大好きな宿をもち、大好きな人々をもっている者として、あの海に基地は許せません。

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