フィリピンで12日間
フィリピンのおしゃれなカフェにいます。
毎度のことながら、漁村に泊まり込んで電気も水道もない生活をしたあとでこういうところにくると、今どこにいるのだか、わけが分からなくなってきます。
ここは、私立大学のそばのスポーツクラブに併設されているラウンジで、来ている人たちもビューティフルピープルばかり。すぐそこのテーブルで屈託なく笑っている女の子たちの、色の白いこと。着ているものといい態度といい、漁村の人々と同じ国の人だとはちょっと思えません。つくづく格差の大きい社会だと気づかされます。
もっとも、日本もそうなってきているというのは、最近あちこちで実感されること。これこそが、今の世界の現実なのでしょう。
今回は、今までずっと一緒にやってきた漁師やNGOスタッフたちに、改めてインタビューをしてみました。今の研究のキーワードは「参加」なのですが、つくづくそれが一筋縄ではいかないということを実感しました。
いずれ概要を公開していくつもりです。
昨日は、日本大使館に行って書記官らに会い、プロジェクトについて相談。そのあとはソリダリダッドという知る人ぞ知る書店に行って、念願だった、オーナーで作家のシニョール・ホセ氏にお会いしました。
初対面にも関わらず、とても気さくにいろいろな話をしてくださって、その暖かく優しい雰囲気は彼の書く小説そのまま。かれこれ20年近く前、草の根援助運動のツアーの途中で連れてきてもらって以来、一度お会いしたかっただけに、かなり緊張してしまいました。
その後は今フィリピン大学に留学中のMTさんと会って、沿岸資源プロジェクトと開発教育についていろいろ話しました。MTさんは今度海外青年協力隊員として、フィリピンの漁村に派遣されるというので、僕の興味ど真ん中です。彼女が行くドマゲッティというところは、フィリピンの住民基盤沿岸資源プロジェクトの発祥の地ともいえるところで、彼女がいるうちに一度訪れたいと思っています。
11時近く、オフィスに帰ると、1階のカフェのところで呼んでいるのが、PRRMの代表代行のガーニーセラノと、これも旧知のマーロン。わいわいと楽しく、飲めないビールまで飲んで、来年20年になる僕らの交流の話になり、来年の夏は、農村にあるガーニーの家に集まって、何もしないでただ色々話す3日間を過ごそう、という計画で盛り上がりました。
明日には日本に帰ります。