フランス・ポストとフランス・ハリス(ルーブル美術館展)


職場の方は、新年度を迎える準備も一通り終わり。今日は年休をとって、妻とルーブル美術館展(西洋美術館の方)を観に行きました。
フランス文学科出身のくせに、僕はフランスに行ったことがない。妻も、息子二人とも行っているのですが。
そのルーブル美術館展、かなり混んでいたけれど、2時間近くかけてじっくりみました。
今回の2点。
フランス・ポストの『ブラジル、バライバ川沿いの住居』、そしてフランス・ハルスの『リュートをもつ道化師』。
フランス・ポストの絵は、とてもナチュラルな、一目見てブラジルだと分かる、それでいてどことなくエキゾチズムも入った絵。ヨーロッパに始めて新世界を紹介した画家だそうで、そうなるとこのナチュラル感はかなりのものです。前景に小さく描かれているだけの色の黒い人々が、とても明るく楽しそうに見えます。
ルーブル美術館本体のウェブページを見てみると、2005年、フランスにおけるブラジル年というのがあったそうで、そこにやや詳しく解説が書いてありました。
それにによると、ポストはかなりの絵をオランダに帰ってから描いているそうです。当然写真もなにもなく、これだけナチュラルに思い出を語れるというのは、画家の汚れのなさかな。ブラジルで3年間過ごしたというポストは、きっとブラジルで幸福だったのでしょう。(ただし、上の写真は構図は同じだけれど今回の展覧会に出ているものとは別の絵。)
もう一枚のハルスは、その猥雑に落ちそうでいてとどまっている明るさが好きだな。こんな一瞬の表情を、よくとどめた。
17世紀というと神話を主題にした様式的な絵画の印象が強かったのだけれど、こんなに明るい近代性が(というのも変だけれど)すでにあったのだというのは、僕にはちょっとした発見でした。
帰りはアメ横を歩いて、インド料理の店でカレーを食べて帰りました。
天気も良くて、春。長男は本格的に家を出て(ガールフレンドと一緒に住んで)仕事を始めて、だんだんと変わってくる家。久しぶりの妻とのデート、のんびりとした一日でした。あ、でも一日歩いていたら、腰が痛い・・・。