人という字は・・・
「人という字は、人と人とが支え合っている姿を表しています。人は一人では生きていけないのです。」
ある教員が、終業式の壇上から話しました。
実のところ、僕はよく、この話を形式的スピーチをバカにするのに使っていたので、あーあ、と思ったのです。今更、こんなシンプルで恥ずかしい話をするなんて、と。
ところが。
昨日、あることで悩んでいる生徒と話していたら、「あれを聞いて少し元気になった」と言うのです。「教室で、私は人見知りで人と話せないのだけれど、もっと他の人とも話して、困ったときは頼ってみようと思う」と。
ああ、そうだった、と思いました。
素直な言葉を素直に投げかける人って、実は大事。年とってくると、それがだんだん、しにくくなってくる。
NHKBSで四夜連続で再放送していたイギリスのドキュメンタリー「クワイアボーイズ」も、まさにそういう話でした。生徒も他の教員も恥ずかしがり、半分バカにする中で、合唱団を組織していく指揮者の話です。
その方法は、組織論でもないし、テクニックでもない。
結局、その若い講師の先生の情熱だけでした。それも、情熱的な話し方ということではなくて、ただただ、自分の信念に従って人をひっぱること。
そもそもなんで合唱団つくりをしているのか、バックグラウンドは他にありそうだったけれど、そんなこととは関係なく、情熱をもって地道に話しかけ、行動していく、その姿は人を感動させるものがありました。
きちんと観ていないのだけれど、同じくNHKドラマの「フルスイング」も、またそういう、ストレートな情熱の話だったのだと思う。
素直に、情熱を持って、若い人に話しかけること。
きっと、やるべきなんだろうな。
新春に楽しみにしている、チェ・ゲバラの映画も、そういうことかな。