サザンオールスターズ30周年
サザンオールスターズ30周年の締めくくり方はみごとでした。
30年間の集大成なのだから、いろいろなゲストを呼んで、懐かしい演出たっぷりで・・・と予想していたのだけれど、そんなかっこ悪いことはしなかった。古い曲もたくさんいれたメドレーとか、昔の映像を次々流す場面もあったけれど、基本は、いつものサザンらしさ。華やかで、かつシンプルなつくり。いつものホーンつき編成、ダンサーもいっぱい登場するけれど、全体に自由な雰囲気があふれるステージ。
そして、今回のステージに向けて作ったというシングル『I'm your singer』は、感謝と暖かさと再会への希望に満ちた演出で、しばしの別れを楽しむ感じがいっぱい。
そう、僕らの歳になると、別れって結構気楽で楽しいんだよね。
若い頃、1年というのは永遠ぐらいに思えた。けれど今になると、年単位で普通につながっていく感覚がある。だから、というここでの別れ。
フィリピンでは、旧知の友人、オゲゲに5年ぶりに再会しました。とてもうれしい再会だけれど、でも1週間ぶりの再会と同じような心地よさ。今も貧しい人々への教育活動やら生計向上プロジェクトやら、あれこれ動いているオゲゲと会うのは、懐かしいというよりは、やあ、相変わらずだね(ハイタッチ!)、という晴れやかな気分の再会でした。
2年前、サザンの2006年夏のシングルは、『DIRTY OLD MAN』。
「大事なものは若さじゃなく 素顔のままのしなやかな日々 振り向くほどに人生は悪くない 明日を信じるならば」という歌詞は、30年突っ走ってきて、五十歳を超えて、一息つきながらも前向きの同世代へのオマージュでした。
そして、今年の30周年、『I'm Your Singer』。
これからの人生も、悪くない。社会的な責任は重くなってもいるけれど、気楽な(いままでも気楽だったけれど)やりたいことたくさん、やれることもたくさんの、いい人生が送れるよな、という素直な高揚感に満ちたコンサートでした。
ちなみに・・・オゲゲは、本名バージニア・パギオ、僕の本『NGO主義でいこう』にも登場するすてきな女性です。
『NGO主義でいこう』は、草の根援助運動ホームページから、右側のショップス・ネットに入って購入していただけます。アマゾンとかでも買えますけど。