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40年に一度の記念すべき・・・

 アフリカ日本協議会の稲場雅紀さんが、学習会の枕に使われた話。

 「今年は5年に1回のアフリカ支援会議(TICAD)と8年に1回のG8が両方国内で開催される、40年に一度の大事な年です、と外務省の人はよく言う。さて、この話のどこがおかしいのでしょう?」

 5年に1回と8年に1回が重なるのは、最小公倍数だから40年じゃないのか・・・あ、20年に1回かな?いや、80年??
 
 ・・・ということではなくて、稲場さんによれば、G8もTICADも、これから40年後も同じように行われていると考える方がおかしい、ということだった。

 なるほど、G8が始まったのは1975年、それも最初は6カ国の首脳が集まって会合を開いたに過ぎなかった。カナダ、ロシアが参加して今のG8になったのは98年。サルコジ大統領はさらに、中国やインドを加えてG13にするべきだ、と提案している。40年後にG8会合が行われている可能性は、とても低い。
 TICADにいたっては、今年で4回目。これからあと8回、40年も日本はアフリカを支援し続けるのか?アフリカは40年支援されても、まだ日本に支援を求めないといけない状態であり続ける、と考えるのはむしろ傲慢だろう。

 今から40年前、1968年の日本は、高度成長の後期。その4年前にようやくOECDに加盟し、「先進国」という自負を持ち始めたに過ぎなかった。進歩、成長と叫びながら、公害に苦しんでいた頃だ。これから40年後、この日本がどうなっているのか、そう簡単には予測できない。
 それどころか、世界の構図がどうなっていることか。アフリカ諸国は60年代前半にはまだ、今ある国の半分も存在していなかった。今年TICADに来た52カ国が、これから40年後にどうなっているのか、そこに住む人々はどんな状況になっているのか分からない。今とは全然違っている、と考える方が現実的で、しかも希望がある。

 40年後。もしかしたら、世界はずっと平等になり、日本は豊かな世界の海の中の平和な島のひとつとして、どこの人々とも仲良く暮らしているのかもしれない。
 40年後、日本という国はもうなくなっていて、アジア連邦の中の一地方になっているのかもしれない。
 40年後、世界はどこかの強大な帝国により支配される、恐怖の世界になっているかもしれない。
 あるいは・・・。

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