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フィリピンの米高騰

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フィリピンの米の値段が上がっているそうだ。

3月にフィリピンの米市場で必要だった米は55万トン、それに対して実際に流通したのは32万トンあまり。半分ぐらいしか出回らなかった。その買い付け値段も1月から40%高騰しているのだという(The Times 2008-3-30)。

 人口増と田の減少がその原因とされているけれど、実はフィリピンだけの話ではない。同じ記事によれば、過去30年で米の消費量そのものが増えているそうで、一人当たり62kgから86kgへと増え、その消費量は40%増えている。世界の米の備蓄そのものが、2000年と比べて半減しているのだそうだ。

 それでは米農家は大喜びしているかといえば、そんなことはない。儲かるのは米流通に関わっている業者たちだけで、その利益が農家にまで下りてくるシステムにはなっていないからだ。記事の中では、逆に物価全般が上がって自殺に追い込まれるインドの農民の話も紹介されている。2006年の新聞記事では、インドで6年間に10万人の農民が自殺したと報道されていた。GDPが大きく伸びているのに、農業の生産高は伸びていない。貧しい農民たちは、ちょっとした災害や天候の変化に大きく左右され、GDPの伸びに持ちこたえれらないのだ(朝日2006-6-14)。

 儲かるのは川下ばかりで、川上にはツケだけが回ってくる。同じ構造なんだなぁ。

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