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2007年05月30日

ジャワ島地震から1年

昨年5月27日にジャワ島中部地震が発生して1年経ちました。
新聞各紙にも小さなスペースながら「あれから1年」の記事が掲載されました。NHKでも1周年記念の追悼式典(バントゥル県)の模様が放映されました。

【所感】(共同代表・山中悦子)

朝日新聞を読むと、復興が順調にすすんでいて何も心配要らないかのようでした。
NHKの画面でも被災者が今でも地震かと思ってとび起きることがあると語っていましたが、復興現状への不満を語る人の紹介はありませんでした。

そんななか私は日経の記事が現状を伝えていると思いました。
記事の要約は次の通りです。

・地元政府によると、被災した家屋約30万軒のうち85%の修復が終った。
・最も被害が大きかったバントゥル県では新築住宅が次々に建っている。
・しかし、外観はレンガ造りで新築風だが問題は中味。「大半は雨漏りがするなど未完成な住宅」と住民は嘆く。
・州政府からの住宅再建費用は平均1500万ルピア(約20万円)だが、実際は5000万ルピアが必要だった。
・集落の村長が援助金を横領するケースもあって住民の不満が高まっているケースもある。
・伝統産業(繊維産業)の再建は深刻。州政府は工場再建の資金援助を見送り、まだ創業再開できない零細企業が目立つ。
・アチェ州に比べるとペースは速いが完全復興にはまだ時間がかかりそう。
・ボロブドールには外国人観光客が戻ってきたが、プランバナンは財政難で修復に5年以上かかる見通し。

草の根の工房復旧支援はとても意味あることだったとあらためて思いました。

85%の家が再建(とりあえず)ということは、15%の家(約45000軒)はまだ再建されていないということです。
多くの人たちがまだまだ大変な状況下にあります。
朝日新聞やNHKの報道からはこんな深刻な現状は想像できませんでした。

2007年04月25日

ジャワ地震被災地・バティック業界活況

草の根援助運動では、2006年5月のジャワ島中部地震直後から、
被災者支援活動をおこなっています。

ジャワ島中部地震被災者支援に関するこれまでの記事はこちらを
ご覧ください。

このたび、支援をしてきたバティック(ろうけつ染め)生産地域の状況が
現地の新聞に掲載されました。


新聞記事写真07.04.jpg


バントゥル・バティック業界に大量注文


被災地バントゥル県のバティック業界は今、ジョグジャカルタ市内、
あるいは市外からも大量注文を受け始めている。

地震後、一時下降したバティック生産は、今再び活気を取り戻し、
職人たちは注文におわれている。
ウィジルジョのバティック職人のトポさん、ウタミさんによると、
地震後、急激に注文が増えているという。
大量注文以外にも、多くのバティック愛好家がショールームを
訪れている。

大量注文激増の理由として、国家公務員の制服にバティック地の
使用が提案されたことがあげられる。それに伴って、売上げも順調に
伸びている。

バティック生産には、天候が大きくかかわり、雨季には思うように
生産が進まないことも仕事に追われる理由の一つになっている。

大量注文の他、テーブルセンター、ハンカチ、バンダナ等の注文、
売上げも多く、バティック業界は順調に回復しているようだ。

バントゥル県のバティック業界は、2006年5月27日の地震後、
確実に生産が上がり、再び活気を取り戻し、職人たちは、経済が
向上することを期待し、日々生産に取り組んでいる。
(KADAULATAN RAKYAT 2007年4月)


2007年04月06日

フィリピン台風被災者支援報告(2007/04/06)

草の根援助運動では、フィリピンのパートナーNGO・PRRMを通じて、
昨年11月末、フィリピン・ルソン島南部(ビコール地方)を襲った台風の
被災者支援をおこなっています。

PRRMビコール地方担当スタッフからの報告です。


苗ブログ用.jpg


先日、復興計画についてお伝えしましたが、
野菜生産に関わる活動の進捗状況をお伝えします。

南カマリネス州では、家庭菜園のための野菜の苗、農具を購入しました。

フィリピンは現在、一年の中で最も暑い季節で、
被災地も大変暑い日が続いています。
そのため、農民組織、女性組織のメンバーの多くは、
雨季の始まる5月の終わりから6月にかけて、
家庭菜園に肥料を施し、本格的に開始する予定です。

これまで、PRRMは、住民に対して、有機農法による家庭菜園の
計画作りのサポートをしました。
特に、家族の食料を確保するという観点から、
女性の参加、役割を重視しています。

フィリピン台風支援に関するこれまでの記事はこちらをご覧ください。

2007年04月03日

フィリピン台風被災者支援報告(2007/04/03)

フィリピン台風被災者支援報告(2007/04/03)
草の根援助運動では、フィリピンのパートナーNGO・PRRMを通じて、
昨年11月末、フィリピン・ルソン島南部(ビコール地方)を襲った台風の
被災者支援をおこなっています。

PRRMビコール地方担当スタッフからの報告です。

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PRRMは、被災地ビコール地方のパートナー組織であるユース組織、女性組織と協力し、
復興支援計画を立てました。

ビコール地方は、ココナツ(ヤシ)生産の主要地域ですが、
今回の台風により、多くのプランテーションが被害を受けました。
ココナツは植林してから実が取れるまで4年かかるため、
その間のココナツ農民の生計手段が必要です。

その一つとして、PRRMでは、被災者の野菜生産を支援する計画です。
ココナツの木の間に野菜を植えたり、庭に家庭菜園を作ったりして、
食糧自給を目指します。
同時に、これらの野菜を販売し、現金収入を得ることもできます。

草の根援助運動からの支援金で、
具体的に次の活動をしたいと考えています。

<アルバイ州>
1.小規模薬局(注)(4ヶ所)の修復
(注)PRRMでは、保健サービスへのアクセスが悪い地域に小規模薬局を作り、
住民が応急処置、日常薬の販売など最低限の保健サービスを受けられるようにしている。
運営は、保健ワーカーの研修を受けた地域の女性が担っている。

2.被災したユース組織メンバー(12名)に住宅修復のための資材を提供する。

3.ユース組織がおこなう環境プログラムのための苗木(森林)養育場を建設する。

4.家庭菜園のための野菜の苗を配布する。

5.被災地調査のためのボランティアの日当、交通費、記録費として。


<南カマリネス州>
1.女性組織メンバーに対して、家庭菜園づくりを支援する。

2.PRRMビコール地方研修センターに家庭菜園のための野菜の苗床を設置する。

3.ユース組織のビコール地方事務所を修復する。

4.被災地調査のためのボランティアの交通費、記録費として。
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フィリピン台風支援に関するこれまでの記事はこちらをご覧ください。