高校での授業 朝日新聞2008年6月21日記事

18日の旭高校における授業が、朝日新聞神奈川版で紹介されました。
「インドの「6千人」山岳民族
暮らしぶり、生徒ら驚き
NGO代表ら横浜・旭高校で授業
文字・数の概念もたず/7歳から農作業
インド東部オリッサ州の少数山岳民族に生活改善プロジェクトを実施するNGO「ニューホープ」の代表エリアザール・ローズさん(44)らが、横浜市旭区の県立旭高校で、現代社会の授業をした。1年生40人に少数民族の暮らしぶりや同プロジェクトを説明した。21日には一般向けの講演会もある。(渡辺嘉三)
きょう一般向け講演会
少数山岳民族ドンゴリヤ・コンドの一人で、ニューホープのメンバー、ナンドゥルカ・シャクンタラさん(37)が18日、華やかな民族衣装で現れると、生徒たちがどよめいた。この民族は約6千人。文字や数の概念をもたなかったというが、10年ほど前から市場経済に巻き込まれた。
「ニューホープ」は若かったシャクンタラさんをメンバーとして教育、英語などを学ばせ、部族の人たちと外部との懸け橋の役割を持たせた。
ローズさんは、ハーブや食べ物を包む葉などを15~20キロ先の市場に売りに行くが、教育をうけていないために買い叩かれる現状を説明。付加価値をつけるため加工して売るように指導していることや、種を配って家の周りで野菜を育ててもらっていることも話した。
子どもたちへの計算や文字の教育は急務。だが、7歳から昼間は農作業や家畜の世話をし、まき拾いをする。仕事の終わった午後5時~7時、ランプの下で教えている。
シャクンタラさんにとっては今回の旅は初づくし。石臼で豆をひくことから始めるコーヒーが、自販機のボタン一つで飲めることに驚いた。でも、山や森に感謝する祭りのある生活も楽しい。「飛行機は怖かった。部族で初めて日本を訪れた」と話した。
磯子区のNPO法人「草の根援助運動」が招いた。95年からニューホープを現地パートナーに、少数山岳民族の社会開発、生活改善プロジェクトを始め、毎年、現地にメンバーを派遣している。
県立高校の教員らが援助をしているため、今回、高校での授業が実現した。授業を聞いた西村優花さん(15)らは「7歳から働いていることに驚いた。うちら何してるんだと思った」と話した。
一般向けの講演会「インド・少数山岳民族の暮らしとNGO活動」は21日、横浜市神奈川区鶴屋町のかながわ県民活動サポートセンターで開かれる。午後6時45分~8時。資料代500円。」