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ジャワ島地震から1年

昨年5月27日にジャワ島中部地震が発生して1年経ちました。
新聞各紙にも小さなスペースながら「あれから1年」の記事が掲載されました。NHKでも1周年記念の追悼式典(バントゥル県)の模様が放映されました。

【所感】(共同代表・山中悦子)

朝日新聞を読むと、復興が順調にすすんでいて何も心配要らないかのようでした。
NHKの画面でも被災者が今でも地震かと思ってとび起きることがあると語っていましたが、復興現状への不満を語る人の紹介はありませんでした。

そんななか私は日経の記事が現状を伝えていると思いました。
記事の要約は次の通りです。

・地元政府によると、被災した家屋約30万軒のうち85%の修復が終った。
・最も被害が大きかったバントゥル県では新築住宅が次々に建っている。
・しかし、外観はレンガ造りで新築風だが問題は中味。「大半は雨漏りがするなど未完成な住宅」と住民は嘆く。
・州政府からの住宅再建費用は平均1500万ルピア(約20万円)だが、実際は5000万ルピアが必要だった。
・集落の村長が援助金を横領するケースもあって住民の不満が高まっているケースもある。
・伝統産業(繊維産業)の再建は深刻。州政府は工場再建の資金援助を見送り、まだ創業再開できない零細企業が目立つ。
・アチェ州に比べるとペースは速いが完全復興にはまだ時間がかかりそう。
・ボロブドールには外国人観光客が戻ってきたが、プランバナンは財政難で修復に5年以上かかる見通し。

草の根の工房復旧支援はとても意味あることだったとあらためて思いました。

85%の家が再建(とりあえず)ということは、15%の家(約45000軒)はまだ再建されていないということです。
多くの人たちがまだまだ大変な状況下にあります。
朝日新聞やNHKの報道からはこんな深刻な現状は想像できませんでした。

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