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2008年07月07日

市民サミット 一日目

8年前の沖縄サミットの際、沖縄に行ったP2メンバーによると、当時はNGOの動きは、ジュビリー債務帳消キャンペーンぐらいだったのが、今回のサミットでは、一年半前からNGOが集まって(P2も参加。最終的に141団体)政策提言をし、洞爺湖サミットにあわせて、3日間にわたり札幌で市民サミットを開催。市民サミットでは、海外からゲストを呼んで開催する国際ラウンドテーブルに加えて、約40のNGOがそれぞれのテーマでセミナー&ワークショップを開催します。日本のNGOもそれだけ力をつけてきたということだと思います。

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7/6は、G8サミット市民フォーラム北海道とG8サミットNGOフォーラムが主催する「市民サミット(オルタナティブ・サミット)の第一日目。
北海道の市民団体、NGO、市民など約300人が集まり、アイヌとグアテマラの先住民族による大地への感謝と祈りで、始まりました。

オープニング・シンポジウムでは、「貧困を過去のものに」「持続可能なグローバルな社会へ」をテーマに、国内外のゲストからのスピーチがありました。

印象に残ったことをいくつか紹介します。

飢餓や貧困は、悲劇ではなく、大量破壊兵器、ジェノサイドである。
貧困を過去のものにする(To make poverty history)ためには、貧困の歴史を学ぶ必要がある。
(クミ・ナイドゥー氏:GCAP(貧困をなくすためのグローバル・コール)共同代表)

今大切なのは、貧困解決のための協力、世界的なパートナーシップ。
宗教界、女性など、様々なセクターがコミットメントしていく必要がある。
(シェイク・シャバン・ムバジュ氏:ウガンダ・ムスリム評議会最高指導者)

G8による政策の失敗により、様々な問題が起きているが、なかでも先住民族が大きな被害を受けている。先だって開催された「先住民族サミット」では、先住民族の権利を認めることをうたった二風谷宣言が出された。
マヤの暦では、本日7月6日は言葉の日。G8首脳にわたしたちの言葉が届くように。
(ロス・カニンガム氏:ニカラグア・ミスキート先住民族組織)

貧困解決には、女性の権利を中心に置くことがキーになる。
MGGs(ミレニアム開発目標。私はミニマム(最低限)のと言いたい)の8つの目標のうち、5つが女性に関わること。MDGsの達成は遅れているが、中でも妊産婦保健に関わる分野が最も遅れている。貧困層の女性ほど、出産の際、高リスクに置かれている。
(ノエリン・カレーバ氏:ウガンダ・エイズ支援機構、アクションエイド・インターナショナル)

福田ビジョンは、2050年までに60-80%のCO2を削減することを目標として出したが、実現できることしか言わない日本においては、大きな進歩。
G8には、ものごと、状況の切迫感を共有してほしい。
地球の資源は有限で、成長について考え直す時期が来ている。
(枝廣淳子氏:E's代表、地球温暖化問題に関する懇談会メンバー)

2001年のイタリア・ジェノバサミットでは、G8に反対する30万人の市民が集まり、G8が世界の問題の根本だと訴えた。2005年のイギリス・グレンイーグルスサミットでは、市民社会は貧困解決のためのパートナーというメッセージが出された。
洞爺湖サミットでは、どちらの態度を取るのか、市民社会は問われている。
G8は、世界を作っているのは私たち、陰の主役だと言っているが、これまで公約を履行してこなかったし、任せておけない。わたしたち市民が世界を作っていくのだ。
(ウォールデン・ベロー氏:フォーカス・オン・ザ・グローバルサウス)

ベロー氏は、直前まで日本大使館からビザが発給されず、来日をあきらめていたと言っていました。実際、NGOフォーラムが招聘した海外ゲストの中には、ビザが出ずに来日できなかった人もいるそうです。それに対して、NGOフォーラムは、ビザ発給と入国拒否に抗議し、自由な表現・言論・集会の機会を妨げることのないよう求める要請を出しました。

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夜のレセプションでは、北海道産の食材を使った手作りの料理が振る舞われ、アフリカやアイヌの踊りを参加者が一緒に踊り、とてもハートフルな初日でした。

2008年07月06日

札幌ピースウォーク

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7/5は、ピースウォークに参加しました。
G8サミットに対する考えの違いを超えて、地元北海道や海外、国内から、市民、農民、労働組合、NGOなどが集まりました。3千人はいたでしょうか。北海道在住の友人によると、デモのルートは札幌の目抜き通りで、土曜の夕方の買い物客でにぎわっていました。

やはり圧倒されたのは、写真にあるような海外から来た人たちのパフォーマンス。G8の首脳たちの張りぼてを被っている人など、映像で見たことがある海外のデモさながら。沿道の人たちの注目を集めていました。鳴り物をならしている人たちと一緒に歩きながら、こんな楽しいデモもあったんだと刺激を受けました。
それに対して、ジェラルミンの盾を持って、デモの脇をざっざっと歩く機動隊の列はとても違和感がありました。

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デモは、平和に進んでいましたが、残念ながら、最後の方で、サウンドカーの音楽担当やドライバーなど4名が逮捕されるということがありました。詳しい状況はわかりませんが、無事の釈放を願うばかりです。

7/6からは、市民サミットです。

「世界はきっと変えられる」

世界中から集まるNGOの仲間たちから元気をもらって、そう確信できる3日間になることを期待したいと思います。

札幌へ

G8サミットが7/7から北海道・洞爺湖で開催されます。
それにあわせてNGOが様々な提言をする市民サミット(オルタナティブサミット)に参加するため、札幌に来ています。と言うとかっこいいですが、本心は、サミット開催地は一体どんなことになっているのか見てみたかった(いわゆる野次馬)というのが半分、日本の国内外から集まるNGOの人たちと交流したいと思ったのが半分。国際会議の関連で、現地に行くのは初めてなので、ちょっとどきどきです。

空港に着いて、予想はしていたけれど、警察官の多いこと。韓国の農民や労働者、女性リーダーが空港で入国を拒否され、海外からの多くの人たちが成田や千歳で長時間の事情聴取をされたとのこと。全国から2万5千人もの警官が北海道に集められているということで、札幌市内でもあちこちで姿を見かけます。国民の税金を使って、政府はいったい何を恐れているのでしょうか。

今回のG8サミットに対する市民のネットワークは、大きく分けると4つの流れがあります。
「G8サミットNGOフォーラム」と「G8サミット市民フォーラム北海道」「G8サミットを問う連絡会」「反G8サミット北海道(アイヌモシリ)連絡会」大さっぱに言うと、前者二つは、サミットに対して、政策提言をしていこうという立場。後者二つは、サミットに対して反対の立場を表明しています。
P2は、「G8サミットNGOフォーラム」に参加しています。

7/4は、情報収集をしようと思い、札幌を歩きました。
「G8サミットを問う連絡会」は、海外から来る若者のためにキャンプを運営しており、そのインフォメーションセンターを訪問。

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センターは、廃校になった小学校がNPOの事務所として利用されている施設の一角にあり、環境や演劇、シニアの団体や観光協会まで入っていて、おもしろいところだなあと思ったら、入居団体からなるNPOが運営しているとのこと。当初の目的をそっちのけで(笑)、事務局の人に話をお聞きしました。

運営会議に参加すること、地域の活動に参加することを入居の条件にしているせいか、入居団体は意識が高く、運営に関してはあまり問題はない。それより、入居団体が日常的に情報交換できることで、個々の団体がパワーアップして、プラスのことが大きい。ただ、地域の人たちとの関係が課題だということでした。札幌市に支払う家賃や事務局の人件費等の運営費は、入居団体からの家賃収入と体育館の賃貸料でまかなっている、等々。いろいろ参考になりました。

新しい土地を訪ねると、予期していなかったような、こんな発見、出会いがあるからおもしろいですよね。

夜は、札幌に来て会った方から誘われて、韓国の劇団の芝居を観ました。
あとで、「市民G8ウィークス」のパンフレットを見たら、このイベントも入っていました、幅の広さを感じます。

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出演者と記念撮影

リヤカーを使って、自由自在に身体を動かし、感情を紡ぎ出していく。生のエネルギー溢れるパフォーマンスに、言葉がわからなくても大丈夫かなという不安は、あっという間に吹っ飛び、すばらしい身体表現にすっかり見入ってしまいました。人間の感情をあそこまで身体で表現できるとは、新鮮な驚きでした。また、言葉や文化は違っても、共通しているもの、わかりあえるものがあるのだと、改めて思いました。

この日は、その他にも「先住民族サミット・アイヌモシリ2008」や「G8 女性の人権フォーラム」が開催されていて、サミット開催で世界の注目が北海道に集まるのを機に、様々なアピールをしていこうという気運を感じます。

2008年07月02日

インドからのゲスト帰国

インドからのゲスト、ローズ氏とシャクンタラは、先週の土曜日に帰国しました。

そろそろ帰った頃かなぁと思っていたら、無事着いたというメールが、ついさっき届きました。日本から、ニューホープがあるムニグダまでは、2日かかるのです。

6月21日以降の二人の様子を駆け足でご報告します。

◎7月22-23日
滞在日程の中間のひと休みで、箱根に小旅行に行きました。

22日はあいにくの雨でしたが、温泉がボコボコ湧き出ている大湧谷に行ったり、ロープウェーや遊覧船に乗ったり、シャクンタラは、初めての体験で、楽しんでいました。

旅館では、二人は、温泉を初体験!しました。
始めは裸になることに抵抗感があったようですが、温泉に入った後は、気持ちよかったと言っていました。ローズ氏は翌朝も入ったくらいです。

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硫黄で真っ黒になった温泉卵を持つ二人

夜は、高教組のニュースに記事を載せるため、シャクンタラにインタビュー。
シャクンタラは、海外に行った初めての山岳民族コンドですが、その他にも、いろいろ初めてのことがあり・・・

ムニグダ(ニューホープの本部があるところ)で初めて、公共の面前で自転車に乗った女性
ラヤガタ(県の中にある町のような範囲)で、初めてオートバイ乗った女性

とのこと。
シャクンタラの旺盛な好奇心と勇気に改めて感服しました。

◎7月24日
支援団体を訪問し、会長と事務局長に歓迎していただきました。
お二人とも、今年2月のスタディツアーでニューホープを訪問されたので、その話で盛り上がりました。
5月の総会でツアーの写真を展示したり、参加者がそれぞれの支部で、スタディツアーの報告をしてくださったりして、ぜひ私も行きたいという会員の声が大きいとか。

その後二人は、支援者に会うため、新幹線に乗って、新潟に移動。
新潟には、4日間滞在して、中学、高校を訪問し、支援者に会い、ここでも2月スタディツアー参加者に再会、お宅にホームステイもしたようです。

一週間、二人に同行しましたが、いやぁ、シャクンタラと一緒に、わたしにとっても非日常の夢のような日々でした。

インドに行けばシャクンタラに会えるけれど、日本にいるシャクンタラには、二度と会うことはできないかもしれない。
鮮やかな山岳民族の衣装を身につけて、インドからやってきたシャクンタラは、高校生たちの記憶に残ったことでしょう。
日本で出会う初めてのものを興味深く観察していたシャクンタラ。どんなことを考えていたのかなぁ。
そう思うと、改めて貴重な時間を一緒に過ごせたのだなぁと。