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2008年03月23日

海外スタディツアー研究セミナー開催

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3月22日、草の根援助運動(P2)も参加しているスタディツアー研究会主催の「海外スタディツアー研究セミナー」が開催され、P2ツアー担当の私も参加しました。
これは、毎年一回開催され、これまで「危機管理」「担当者のパワーアップ」「スタディツアーの評価」「大学との連携」「感染症対策」といったテーマで全7回開催されてきました。

今回のテーマは、「効果をあげる海外スタディツアーのすすめ方~大学とNGOの連携をさぐる」。
参加者は10数名と少なかったのですが、NGO、大学関係者、旅行会社からの参加があり、今後のスタディツアーに向けて、様々な意見交換をすることができました。

セミナーの前半では、スタディツアー研究会代表の米山さんから、スタディツアーの概観についての話の後、NGO、旅行会社、大学から、それぞれが実施しているスタディツアーについて、事例報告をしていただきました。
後半は、グループに分かれて、参加者がそれぞれ自分の団体・組織が抱えるスタディツアーの課題を出し合い、意見交換した後、課題をツアーの4つの関係者「参加者」「実施者:NGO、大学、旅行社等」「現地受け入れ団体」「現地地域住民」にグループ分けをしました。

いくつか紹介すると・・・
参加者が集まらない。宣伝不足。研修後のフォローアップができていない。ツアー後、団体の活動への参加(ボランティア、会員)につながらない、等々。
私のグループでは、ほとんどが実施者、自分たちの課題でした。

最近、NGO以外にも大学や旅行会社などが海外スタディツアーを実施するようになり、以前のように募集すればすぐ参加者が集まるという時代ではなくなっています。
P2では、開発教育の意味から、今後もスタディツアーをやっていきたいと思っていますが、そのような状況の中で、いかにツアーをアピールし、参加してもらうか。これは、P2にとってもここ数年の課題です。
また、参加者は、ツアー直後は気分が盛り上がるけれど、時間が経つと、足も遠のき・・・。
私たちは、ツアーをきっかけに、ボランティアや学習会など、P2の活動に参加してもらえたらと思っているのですが、これがなかなか難しい。

わたし自身は、同じスタディツアー(海外研修)を実施しながら、他のNGO、大学や旅行会社という他の団体・組織がどのようにツアーを実施しているのか、ほとんど知りませんでした。おそらく、他の多くの参加者もそうだったのではないかと思います。

今回のセミナーでは、NGOや大学、旅行会社の事例報告を聞き、また、多業種間の意見交換を通じて、今後の連携のヒントを得ることができました。
広報は、旅行社の方が得意そうだ。大学の研修後のフォローアップで、NGOが活動紹介するのもいいかも・・・等々。

NGOと大学、旅行会社という関係者がお互いに得意なところを出し合って、より充実したスタディツアーづくりができたらいいな、と今後に希望を感じた一日でした。

スタディツアー研究会では、研究会の成果を広く共有するため毎回のセミナーの報告書を作成・販売しています。
今回の報告書も出来次第、スタディツアー研究会のページでご案内します。

2008年03月05日

マニラ湾プロジェクト調査の準備

来週から10日間、マニラ湾プロジェクト調査に行って来ます。
これは、2003年以降、資金の目途が立たずにストップしているフィリピン・マニラ湾の漁民による沿岸資源管理プロジェクトを今年こそ、何とか再開したいと準備を進めているのですが、そのための事前調査です。

同行してくれるのは、昨年夏のフィリピンスタディツアー参加者のN君。秋はイベントスタッフとして大活躍。P2ユースの「お魚ゲーム」ワークショップでも、高校生にツアーの様子を写真を見せながら、生き生きと話してくれました。調査にも同行させてほしいと自分から名乗り出てくれた、とても積極的で頼りになる大学4年生です。

先週と昨日、N君と小野さんと調査の打ち合わせをしました。
調査は、漁民グループの現在の状況をつかむのが目的ですが、調査では、それだけではなく、漁民グループの歴史も聞いてみようと思っています。

というのは、マニラ湾沿岸の漁民グループの中には、2003年のプロジェクト終了後、活動が停滞していたり、また、現在は活発でも、後継者不足に悩んでいたりする組織があり、今年始めるプロジェクトでは、組織を活性化させる仕掛けが必要ではないかと思うからです。
そのためには、組織が活性化している状態を知ることで(漁民たちに、かつてあった状態を思い出してもらう)、再活性化するには、何が必要かを考える(漁民たちに考えてもらう)ヒントになるのではないかと思うのです。

という、もっともな理由もあるのですが、これまで漁民グループとのつきあいが長いわりには、わたし自身は、組織の歴史をじっくり聞いたことがなかったので、純粋に、どんな話が聞けるか楽しみでもあります。


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写真は、昨年8月に訪問したマリンドゥケ島(ルソン島のすぐ南にある小さな島)のマングローブ林。手前の黄緑色のマングローブが7年前に漁民グループが植林したもの。台風の影響を受けて、植林したマングローブがなかなか定着しないマニラ湾と比べると、マリンドゥケ島は内海のせいか、うらやましいくらいによく茂っていました。
プロジェクトが開始できたら、ぜひマニラ湾の漁民たちのマリンドゥケ島エクスポージャーをしたいなぁ。