« 2008年08月 | メイン | 2008年10月 »

2008年09月24日

かわいい男の子

フィリピンでは、別れる(さよならの)際に
ハグをしてほっぺとほっぺをくっつける挨拶をする。

そこまで親しくない男性と女性でこの挨拶はしないのだが、
今日初対面の18歳の男の子が、別れ際にほっぺをさしだしてきた。

もちろん冗談なので、普通にバーイ!と別れたけど、
ちょっとかわいかったな。

この男の子(もう子っていう年じゃないかな)は、
私の住むマラテ地区のストリート・チルドレンだった子。

この男の子も住んでいたエルミタ・マラテ地区のシェルターが
まるでデモリション(強制退去)のように壊されてしまうそうで、
壁につけた色とりどりの手形など、思い出までが壊されてしまう。

男の子達は一生懸命お掃除や荷物運びをしていたのでした。
私は宿題があるから…
と言ってバイバイ。

私の住処の更にご近所にお引っ越し。
ごめんね、また行きます。

2008年09月17日

フィリピンに米軍基地はないのだけれど

Simbulan教授の、米軍基地跡地に関する講義を聞いた。
(恥ずかしながらこの話題に関する知識が全然ないので、
このブログ記事は講義内容とつぶやきと捉えて下さい。)

フィリピンでは1991年に米軍基地が撤退し(正確には1992年の基地転換法で完全に撤退)、
基地の跡地は工業団地などへと変わっている。
フィリピンで一番大きな米軍基地はシンガポールより大きかったという。
米軍基地となっていた土地は本来もちろん、
農民などそこに住んでいるフィリピンの人々のための土地であった。

基地の跡地はそういったフィリピンの人々の手に戻されるべきだったのだけれど、
跡地にある企業は日本や韓国などの企業が中心である。
大学をでていないとこういった企業で働くことは難しいのだと、
米軍基地跡地問題に取り組む女性が語っていた。
工業廃水は海を汚し、地元の漁民に影響を与えている。

基地がなくなった後も米軍は、国連決議に従った
グローバル・テロリズム対策の訓練のためフィリピンにやってきている。
(1999年にVisiting Force Agreementが結ばれている。)

船などでやってきて数日間滞在していくのだが、
その数日間のみ、訓練地に女性が集まってくる。
やってきている米軍向けのビジネス、
いわゆる売春のためだ。
しかもホテルなんか行かないで、教会の隅などがそういう場となっているという。
(おいおい、という話なのだけど、ここで一番レクチャーが盛り上がっていたような…)

北コタバトの紛争が問題となっているミンダナオ島には、
USAID(米国国際開発庁)のプロジェクトが多く入っている。
USAIDは人道援助の名のもとに入ってきているが、
太平洋へ出ていきやすい地理的条件や、
天然資源が豊富なことがその理由であろう。

…ここからつぶやき…
そういえば去年、横須賀基地で大変不愉快な思いをした。
横須賀の花火大会を、横須賀基地から見られるということで、
横須賀駅から長々と歩いていった。

入り口のガードににらまれ、身分証を見せろという。
そんな風に言われている人は周りにいなかったし、何が問題か全くわからない。
その当時働いていた会社の保健証を見せた、と思う。
特に問題はなかった。

免許証を見せて、そこに書いてある「フィリピン」という字を見たら
色々聞かれたかもしれない。
(シャルルドゴール空港では別室に連れて行かれたし、
ニューアーク空港でも多少聞かれた。なんとも不愉快だ。)

基地の中にあるファーストフード店などで働いてたのはほとんど、
(というか多分全員)フィリピン人だったけど。
基地の中に入るのはきっとあれが最初で最後だ。

2008年09月11日

道路が川になるマニラの目抜き通り

まだ雨期が続くマニラ、昼夜問わず豪雨が降ったり止んだり。
私の通う大学のある通りも、側にある大通りも、豪雨がちょっと降ると’川’になる。

そこで生まれるビジネスの数々。
木の板などで誰かがつくった橋を渡るのに、数ペソ。
ペディキャブ(客席がついた自転車)で道路を渡るのに10ペソ。
ペリーの「フィリピンペソは(しばしば)地域通貨」参照

15ペソかけてなんとかバス乗り場(そんな場所特にないけれど)
に辿りついても、バスに乗るのが大変だ。
バスが歩道まで近づいてくれても、とっても適当な近づき方なので、
’川’を飛びこえる要領で乗らなければいけない。

前の男性が’川’に浮いているゴミ袋を踏み台にしているのにならって、
いざ、飛ばんと構えていると

「Wag!Wag!(ダメ!ダメ!)」

と上半身裸の男性(フィリピンではごく普通です。)がどこからともなく近寄ってきて、私の腕をつかむ。
バスの乗務員(運賃を集める係)もバスから身を乗り出して、私の腕をつかむ。
そして、えい!と飛んでみたら、とっても軽やかにバスに乗ることができた。
これはタダ。笑
男性はとっても誇らしげに、「次!」と私の後にいた女性もサポート。

灰色の川はとても不衛生だけれど、人々の仕事が増えるという意味では恵みの雨、恵みの洪水となる。

最後に洪水とは関係ないけれど、
こんな陽気な国のシリアスな現実を伝える素敵な映像を見つけました↓
If I Had The Chance

洪水で授業に来られなくなる人続出で授業がなくなったりもする。
いいんだか悪いんだか。

2008年09月04日

対立を体感してみる

目的は同じでも、向いている方向が違うと対立が起きます。
物理的にやると次のようになります。

背を向けて、お互いの先に置かれたペットボトルを同時にとりにいきます。
せーのっ!

這ってでもとりにいこうとするも…

私は力不足に終わり2戦2敗でした。笑

「対立が起きる時」を一口には語れませんが、上に紹介したゲームでは、
「目的を達成したいけど何かに妨げられる」状態を身をもって感じる、
といったところでしょうか。

写真はPETA(フィリピン教育演劇協会)の演劇ワークショップの一コマです。
PETAは劇場でお芝居をするだけでなく、災害被災地などに赴き、
演劇ワークショップなどを通して、人々の問題解決を助けます。
心が深く傷ついた子供たちが、自ら語り表現できるようになるプロセスを、
じっと見守り、手助けします。

草の根援助運動でもワークショップをする機会があるので、
日本でファシリテーターとしてPETAの手法をとりいれたワークショップができたらと思うのですが、
プロフェッショナルになるには相当時間がかかるでしょうね…
フィリピンにいる間に学び吸収して日本に持ち帰れたらと思います。


草の根援助運動で行われたワークショップの様子はホームページからどうぞ。