2008年08月26日

井戸のいろいろ

井戸を掘ったら、その水源=水汲み場だと思っていた。
これは、あの貞子が出てくる井戸の場合。

井戸そのものは地面の中に埋めてあり、ホースが水汲み場まで引かれ、
そこでポンプを押したり引き上げたりして水を出すタイプもある。
これは以下の写真のタイプの井戸。
この場合、1つの井戸から最大で3つのホースをのばすことができる。
そうすると、1つの井戸が複数の場所で使え、たくさんの人が井戸を使うことができる。

この写真の井戸のあるサンタメルセデス村は、海岸のすぐ側にあるので、
塩害により飲み水に適さなくなってしまった井戸もある。
また、この村のあるカビテ州では、2015年までに水源が枯れてしまうと言われている。
工業団地があることが大きな理由の1つだ。

更に、カビテ州にゴミの埋立処分場を作る計画が進んでいる。
この計画地は、海に面している町々の重要な水源ともなっているので、
ゴミ処分場ができたら水源が汚染されることとなる。

P2のカウンターパートNGO・PRRMのカビテ州スタッフや、
カビテ州の漁民組織はこれに強く賛成しているが、
賛成:反対が今、6:4の状態だという。

2008年08月10日

ただ愛するということ

'Just love them'

人格がバラバラにされるほど傷ついた子供に何をすればいいのだろうと思ったとき、
私たちができることは、「ただ愛する」ことだ。

これは、私の通っている大学付近の路上で生活している子供達に対する
ケアセンターの代表をされている方がおっしゃっていた言葉だけれど、
どの子供にもあてはまることだと思う。

ママ、ママ、パパ、パパ、ティタ(おばさん)、ティタ、
と、小さな子は好きな人の側にいたがる。
これはもちろん、
「好きな人と好きなところで暮らし続けたい」
と思っている大人でも同じことだ。

同ケアセンターの女の子は90%が性的な虐待を受けた子供達で、
そういった子供達の心はまるでパズルのようになっていて、
パズルのピースを少しづつあわせて、
だんだんと心が穏やかになっていくのだという。

「ただ愛する」
って、大人だったら例えば、
記念日や誕生日にお花や宝石をプレゼントして
愛を表現するかもしれない。

子ども達を「ただ愛する」ということは、
ただ抱きしめたり、話を聞いたり、
とにかく子どもたちを受け止めるということ。

ただ愛するということ。
一番当たり前のことだけれど、なかなか見つからない答えかもしれないと、
ふと思った。

2008年07月31日

食の話etc.

残念ながら、日本で流行っているフィリピン料理屋に私は出会ったことがない。
フィリピンにいて和食が恋しくなったことはこれまでなかったし、
好きなフィリピン料理もたくさんある。

カレカレや、ハロハロや、タホや、レチェフランや…(スイーツばかりですが…)
こんなかわいい名前のフィリピン料理を、日本でも流行らせたいというひそかな野望がある。

しかし、今回限界が来てしまった。
料理をするよりも勉強する時間を優先させ外食に頼っていたこと、
風邪をひいてあまり食欲がないことが相まって、
「どこかにさっぱりしたものはないの?!」
と、さっぱりした和食ぐらいしか胃はうけつけない状態になってしまった。

その結果得たものは、「’焼き’ソバ」と「Takoyasai」

japanese sobaを頼んだら、普通のソバを焼きそば風に調理し、
しかもレタスがしいてあって、生春巻きのタレみたいなのがついて出てきた。
これに180ペソ(450円)払ってしまったことがかなりショックだ。

更に、「Takoyasai」というたこ焼き屋でたこ焼きを購入すると、
お得感をだしたいのか、形は丸をこえて楕円形になっているし、
また生春巻きのタレみたいなのがついてきた。

家で野菜スープをつくっているとシェアメイトには「Diet ka ba?」
と言われ、お医者さんでも栄養に関しては余り意識していないのか、
デリバリーピザやジャンクフードをよく食べている彼女達は、
どうやってその体型を維持しているのだろうと心底疑問に思う。
若さと忙しさでカバーしているのだろうか。

私が咳き込んでいると、ルームメイトが聴診器をあててくれて、
どの薬を買えばいいのかを教えてくれた。
日本では処方箋がないと買えない薬でも、フィリピンでは薬局に行けばたいてい手に入る。
もちろんマニラなど都市の薬局に限られる話だが。

最後に話しをもう一つずらすと、8月1日~7日は「世界母乳育児週間」。
赤ちゃんへの栄養は母乳が一番!
母乳キャンペーンと同時に栄養キャンペーンもやればいいのに、
と脂っこいフィリピン料理を見て思う今日この頃です。

2008年07月27日

Bat manではなくBat people

Bat peopleをご存じですか?

先週フィリピンで公開されたBat manは、
英語が余りわからずに見ると深夜徘徊するテロリストにしか見えないらしいのですが、
Bat peopleはBat manと全く関係ありません。

Bat peopleは橋の下に住む人々のことです。
Sociology of Healthという授業でこのタイトルのショート・ドキュメンタリーを見ました。
橋の下の空洞にうまいこと住んでいるのですが、
大人は立つことができないようなスペースです。
そんな中でも子供はやはり笑い、
ラジオから流れる音楽に合わせて踊っています。

橋の下ということは、すぐ下は川です。ゴミがたまったとても汚い川。
川の向こうには黒煙立ちこめる工場。
そんな川に子供は裸で飛び込んだりします。

もちろん、決して愉快な生活ではありません。
1日中止まない車やトラックが通る際の振動、ゴキブリなど大量の虫の発生、
何より不衛生な環境、こういったことはもちろん全て健康に影響します。

このドキュメンタリーにでてきた数字で、驚いたことに、
マニラの貧困層はなんと、55%だそうです。
(ごめんなさい、ここでのちゃんとした定義を拾えませんでした。)

でも、わかる気がする。
保健省の方にインタビューをするためTondoにある病院に行ったのですが、
前からこの辺りはスラムだってわかっていたし、実際に行ったこともあったけど、
延々と続くスラムの眺めは、やはり圧巻です。
(ちなみにインタビューは母乳についてなので、またの機会に。)

Bat peopleは仕事がない訳ではなく、
とりあげられていた1つの家族はお父さんがジープニードライバーで、
お母さんも前はメイドとして働いていました。
子供も公立の学校に行っています。
でも住処は洞窟のような、橋の下の空洞です。

明日はSONA(大統領施政方針演説)の日です。
去年のSONAには保健医療に関することが3つしか入っていませんでした。
今年はどうでしょうか。

2008年07月22日

おじいちゃん天国へ

今日は晴れやかな天気の中、おじいちゃんのお葬式が行われました。

おじいちゃんにいつか自分の子供を見せたいと思っていたけれど、
来年までにおじいちゃんが元気なったら日本に連れていきたいと思っていたけれど、
叶わぬ夢となってしまいました。

先週ちょうどフィリピンに来ていたボーイフレンドと一緒に、
もう永い眠りに入ってしまった後だけれど
おじいちゃんに挨拶ができたこと、
ボーイフレンドが予想以上に多くの親戚に会えたことは、
おじいちゃんがもたらした巡り合わせなのでしょう。

フィリピンは土葬なので、広い公園のような墓地に棺ごと埋葬されます。
埋められる棺に花をたむけ、白い風船をとばします。
また、掘られた穴の上に小さな子供を渡す、
(穴の両端にの大人がいて子供を抱いて渡す)
ということをしていました。
なぜそうするのかは聞きそびれてしまいました。

おじいちゃんとしばらく一緒に暮らしていた子供はわんわん泣く一方、
何が起きているのか興味津々に穴をのぞく子供、
墓地を走り回る子供などそれぞれです。

写真を撮るなんて不謹慎だと思っていたのですが、
おばさん達がミサの時にを写真を撮っていたので、私も便乗しました。

 

服装は特に決まりがないのですが、上下黒だと悲しすぎるからシャツは白の方が良いようです。
墓地へも白い車で運ばれていき、その後を親族がジープニーでついていきました。

鼻水がとまらないのは、泣いたせいなのか、風邪をひいたのか、
雨期で涼しい風が時折吹くので、水浴びが冷たい今日この頃です。

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メールを最近いただいていた皆さん、お返事が遅れていてごめんなさい。
少しずつお返事していきますので、どうかお待ちいただければと思います。

2008年07月10日

授業紹介:生物統計

Bio=Life
なので、生物統計'Biostatistics'は、命に関わること、
医療や公衆衛生の分野で使われます。

どうやってデータをとるか、どんな指標があるのか、どうやって計算するのか、
データをどうやってプレゼンテーションするのか(表やグラフ)、
今学んでいるのはこの辺りまでです。

人口が何年後に2倍になるとか、妊産婦死亡率とか、
罹病率とか、数十人の血液データの平均値の出し方とか、
たくさん計算式があるのですが、
計算式にはΣ(はまだわかりますが)やlnやeなど、
私にとって「?」な記号がでてきます。

でも、計算機が計算してくれます。
それに、今はエクセルなど便利なソフトウェアがあるので、
昔と比べものにならない程データを出すのが楽になったことでしょう。

授業ではEpi Infoというソフトウェアの使い方を習っています。
このソフトウェアでは、質問票をデータ化することができます。
無償でダウンロードして使えるので、
途上国で広く使われているソフトウェアです。

中間テストがあるので、たまには授業の話をしてみました。

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最後にどうでもいい話。
'Hi Beautiful!'
と果物売りのおじさんに声をかけられた。
買ってあげればよかったな、とちょっと後悔。

2008年07月04日

シェアメイトはお医者さん

フィリピン人はだいたい人なつっこくて話好きだ。
フィリピン人だけれど、そうでもない方々が私のシェアメイトだ。

やっと徒歩通学できる距離に引っ越してきた。
シェアメイトは皆さんお医者さん(もちろん女性)。
みなさんバリバリ仕事されている雰囲気で、
生活もバラバラだし、それ程お互いを構わない。

前回の留学では留学生寮に住んでいたので、いつでも‘交流’していて、
よく誰かの部屋でおしゃべりしたものだ。
かといって、今決して冷たくされてるわけではなく、もちろん適当にしゃべっている。
3LDKを7人+半住み込みのお手伝いさんでシェアしているから、常に誰かがいる。
トイレ・シャワーは1つだからちょっと気を使うけど、
完璧な一人暮らしより寂しくないし、コミュニケーション能力も少しは鍛えられるかもしれない。

最初は、日本の一人暮らし部屋のような、いわゆる1LDKを探していた。
驚いたことに、マニラの家賃は結構高い。
貧乏性の私は、マニラで東京の片田舎と同じくらいの家賃を払う気になれず、
運良くベッドスペースが1つあいていた、ちょっと古めのマンションにころがりこんだ。
(エレベーターが変な音をたてていて、途中で止まりそうなぐらいだ。)

私のベッドルームメイトは普段はパラワン(地下河川が世界遺産になっている美しい島)にいて、
月に1度帰ってくるらしい。
まだ顔をあわせていないのだが、今日帰ってきて、ちょっと出かけているみたいだ。
(初顔合わせにドキドキ…)

6階のなかなか見晴らしのいい部屋なのだが、なかなかうるさい。
タフトという大通りがすぐ側にあり、夜も工事をしていることもあれば、
車・電車の音もひっきりなしに聞こえる。
(ピーポーからパラリラまで…)
こんな状況でも眠れるようになった。

朝6時半になると、向かいの学校から国歌が聞こえる。
子供の元気な歌声が目覚ましになってありがたい。
(国歌が聞こえなかった日は、きっと学校が休みだったんだな…)

机も買ったし、勉強する環境は万全になった、はず。
宿題にプレゼンテーション、目白押しですが、がんばります。


フィリピン大学は100周年だけれど、公衆衛生学科は80周年。
フィリピンの保健教育の母を囲む教授陣。


たまには帰ってきてニャー

2008年06月22日

教授、ノアの箱船をつくる?

台風で雨がすごく週末は家から一歩もでていません。
幸い土曜日の授業は、フィリピン大学創立100周年のHomecomingで休講となりました。
(この休講は前日の夜に携帯メールで知らされました…)

創立100周年を記念して、
キャンパス内で船を(無許可で)造っている先生がいらっしゃいました。

船には、UP100周年と書かれ、先生の教え子で、
溺れている人を助けて亡くなってしまった、
医学生の名前がつけられています。

大学から勤労賞としてもらった報酬半分と、
銀行からのローン半分で、全部先生の自己負担。

先生が船を作っている場所にはスチューデント・センターの建設が予定されているので、
建造中の船は、15トンを持ち上げるクレーンでどこかに運ばれていきました。


船造り出資者は、フィリピン大学色のMaroon色シャツを着ているM教授。


日本に何度か来られているS教授。日本のNGOにも詳しい。

S教授「M教授は地球温暖化に備えて船を造っているんだ。しかしセメントで作った船が浮くかな…?」
M教授「全員素人で造った船だからね。でもソーラーなど代替エネルギーで動くように造ってるんだ。」

マニラの小学校とハイスクールは明日休みだそうです。
今日は大学から休講の連絡もないので、大学は休みにならないのですね。
はい、明日からもがんばります。

2008年06月15日

レインボー・ケーキ

同居人エラちゃんが7歳になりました。
ママ・パパ、兄弟とは普段別々に暮らしているので、
今日はお姉ちゃんらしく弟の手をひいて、
踊ったり楽しく遊んでいました。

すっとしたお顔はイロイロ(という島がある)美人のママ、
クリクリお目々はパパゆずりかな?
かわいいいとこ達です。

まだ10ヶ月の末っ子ジェームズ君。
だっこしたら泣かれてしまった。
怖くないよー

この紫色はウベというお芋の色。でもこのピンクは…?
レインボーとはいえ、この色はやばいやろ。

2008年06月11日

汗だく、そして授業デビュー。

今日は初授業。
遅れるわけにいかないので、早めに家をでた。
ところが、大学方面への直通バンが長蛇の列。
そこで、ジプニーとバスを乗り継いで行くことに。

ジプニーまではよかった。
排気ガスを吸わないためにもエアコン・バスにいつも乗っているのだけれど、
人は多いし選んでいる場合ではない。
窓全開、超満員のバスへ乗り込んだ。もちろん、「立ち」だ。

フィリピン人はきっと、飛び抜けたバランス感覚を持っている。
こんな状況で、GDPなんちゃらと書かれたペーパーを読んでいる女の子がいる。
私はかばんから本すら出せそうにない。

途中から座れたけど、朝のデオドラントも日焼け止めももう無意味。
ともかく授業に間に合ったからよかった。
幸い、7月に大学近くに越す予定だったところから、いつ来てもいいよと連絡があった。
やっぱり徒歩通学がいいです。

今日の授業は生物統計。
インターナショナル・スチューデントはネパールの女性とインドネシアの女性が1人ずつ、
と後、一応私。
今日は面白かったけど、数学音痴な私は今後いかに…
8月までで課題5回、テスト2回。
頑張るしかありませんね。